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消化管ホルモンについて

 

こんにちは!

前回は消化酵素についてお話ししました。

今日はごっちゃになりやすい

消化管ホルモンについてやりたいと思います。

 

ホルモンと消化酵素って

何が違うのかわからないですよね。

私はここの違いがわからなくて

適当に覚えてしまっていました。

しかし、どこから何のホルモンが出てる

なんて問題は国試に出しやすいんですよ。

 

やっぱり、理解して問題を解くのと

覚えたけど理解はしないで問題を解くのとでは

点数アップにつながりませんし、

その後の応用にも全然繋がらないので

一緒に勉強していきましょうね!(^^)!

 

 

 

 

 

では、消化管ホルモンってなに?

という話なのですが、

消化管から分泌されるホルモンを

消化管ホルモンと呼び

消化管でつくられ、消化管運動や

分泌を調整するホルモンのことです。

 

一方で、消化酵素とは

消化管に入ってきた栄養素を

分解する酵素というものです。

 

なので、消化酵素の分泌を調整して

消化管の運動をコントロールしているのが

消化管ホルモンになるのです。

 

こんな感じに上司が消化管ホルモン

部下が消化酵素のイメージだと

想像しやすいかもしれないですね。

 

では、早速種類について

やっていきましょう!

 

まずは胃からです。

 

このガストリンというホルモンは

胃と十二指腸のG細胞から

やってきます。

役割として、

・胃酸、ペプシノゲン分泌促進

・胃の壁細胞を増殖

・胃の運動促進

といったように胃が頑張る手助けをします。

 

また、胃の中身が食道へ逆流するのを

防いで小腸へ流しているのもガストリンです。

これを教科書の言葉で言うと、

下部食道括約筋を収縮させて

幽門括約筋を弛緩させています。

 

次に十二指腸のS細胞から出る

セクレチンです。

この役割として、

・胃酸分泌抑制

・膵液の分泌促進

・胆汁の産生促進

があります。

主には膵液の分泌に働きます。

そしてセクレチンは、

腸管へ膵液を分泌させようとしたり

膵液が胃へ逆流することを防いでくれています。

ガストリンとは逆に、幽門括約筋を収縮させて、

オッディ括約筋を弛緩させています。

 

次は、

十二指腸のI細胞から出る

コレシストキニンです。

役割としては、

・胆嚢収縮

・膵酵素分泌促進

・セクレチン作用の増強

があります。

 

 

あと紹介したいホルモンは2つあるのですが

今日はたくさんお話ししたので

ここまでとして

次回やっていきましょう!

 

ホルモンってごちゃごちゃしてて

触れたくないところなのですよね。

“膵酵素分泌促進”なんて

漢字ばかりで言われても

頭に入ってこないんですよね。。

 

なので今回の絵だけ

インプットするだけでも

問題を解く時に思い出せるかなあと

思って作ったので

それで解けたら幸いです(*^^*)

 

 

では次回に続きをやりましょう!

お疲れさまでした!

 

 

 

 

 

 

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