看護学生,  血液,  解剖学

止血について

こんにちは!

前回では造血について話しましたが、今回は止血について話したいと思います。

止血、というと血が止まることでしょ?と思いますよね

そうなんです!血が止まることを言います!

それを難しく言うと、

血管が損傷して出血した損傷部分に血栓が形成されて止血される、となり

これを止血機構といいます。

なんだか難しく聞こえちゃいますよね

止血には、血小板が関与する一次止血

血液凝固因子が関与する二次止血

というものがあります。

なので、一次止血を絵で書くと

こんな感じに血管を血小板が塞ぐ、という感じになります。

そして二次止血は

血液凝固因子(フィブリン)がより強化するといった働きをします。

血液凝固因子には12種類あります。ローマ字で1〜13まであります。12種類なのに13?一個多くない?と思ったと思うのですが、6番めは欠番みたいです。。

この凝固因子たちが反応を起こしてフィブリンが血小板を固めることで二次止血、というのですがこれらの工程が滝の流れる様子に似ているので、カスケード理論と呼ばれています

てゆっても、プロトロンビンとかトロンビンとか名前が似ててややこしいですよね

でもこの名前どっかで聞いたことありませんか?

きっと薬理の授業で聞いたことあるのではないかなあと思います

というのも、ワルファリンとゆう薬を知っていますか?抗凝固剤です。血液の凝固を防ぎます。これは、トロンビンを作らせないという薬です。ワルファリンはビタミンKの作用に拮抗することでプロトロンビンの生合成を抑制して血液の凝固を防ぎます。血栓ができて欲しくない疾患、脳梗塞や塞栓系の疾患で使用します。ということで、治療中はビタミンKが含まれている食材を食べてしまうとダメなんですよね。血栓が出来やすくなってしまいます。それが納豆、クロレラ、青汁食品です

そして血液凝固因子の中でも、ビタミンKに依存している番号がいます。2.7.9.10番たちです。これがたまに問題に出てくることがあります。

と私は覚えていました!

 

そして、一次止血、二次止血ときたら覚えといてほしいのが線溶です。

これは血管が修復したあとは血栓がいらなくなります。血栓があると血管が詰まっちゃいますもんね

なので、二次止血でのフィブリンをプラスミンという物質が分解します。これを線溶といいます。

 

 

こんな感じで止血についてざっとまとめてみました!

わたしもこのブログを通して病態や解剖学を振り替えられて勉強になっています。

ではまた次の記事で会いましょう!

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