消化について
こんにちは!
今日からは消化器について触れていきたいと思います。
みなさんは消化器ってすきですか?
私は結構好きなんですよね。
なんだか食べ物が通っていく道というか
消化されて排泄される過程なんかが好きなんです。
患者さんの排便コントロールってとても大事ですからね。
だけどこんなことを思ったのなんて就職してからの話で
学生時代なんて大っ嫌いでした。
勉強もしたくなかったです(笑)
しかし、そんなことを言ってられないくらい
基礎中の基礎なので一緒にしっかりと勉強し
得点アップを狙っていきましょう!
では消化とは?ということなのですが、
消化管とは、口腔から肛門までつながる
1本の管の事です。
途切れてしまっていたら大変ですよね。
そしてその消化管の主な役割は消化と吸収です。
しかし、咽頭、食道、直腸、肛門管では
ほとんど消化、吸収は行われません。
のちにどこでなんの消化がされるのか勉強しましょうね ^^)
1日のうちに消化管に流れる水分量は
消化液(胃液、胆汁、膵液、腸液)の7ℓと、
経口摂取される水分2ℓを合わせて約9ℓです。
そしてその水分たちはほとんどが小腸で80~90%、
結腸では10~20%再吸収されます。
大まかにはこんな感じで消化されていきます。
こんな感じで摂取した栄養素を腸管から
吸収するために分解する必要があります。
このことを“消化”といいます。
消化といっても一概には消化されているとは言いません。
消化にも種類があるのです。
① 咀嚼、消化管運動などによる機械的消化
消化管運動で蠕動運動ってよく聞きますよね。
実習でも、蠕動運動を促すために
のの字マッサージを指導して、、
なんて出てきたりしますよね。
他にも腸内の運動はあるので
軽く説明していきますね。
・運搬を主に行う蠕動運動
・腸内の内容物の混和を行う分節運動
・腸管の弛緩、収縮を行う振子運動
の3つがあります。
その栄養素は
そのまま消化できるわけではありません。
なので消化液に含まれている“消化酵素”によって分解が行われていくのです。
それが、
② 消化酵素による分解 化学的消化
消化酵素は
糖質や蛋白質、脂質を
小腸で吸収できるように分解するのを
助ける働きを持ちます。
・糖質はアミラーゼを中心とした
消化酵素で腸液まで分解されたら、
“単糖類”に分解されて吸収されます。
・蛋白質はトリプシンを中心とした消化酵素で、
腸液でペプチターゼまで分解されたら
“アミノ酸”に分解され吸収されます。
・脂質はリパーゼによって胆汁酸となり、
胆汁酸の乳化作用によって小腸で吸収される。
(※乳化とは、互いに混ざり合わない液体の一方を微粒子にして他方に分散させること)
最後は、
③ 腸内細菌による分解 細菌的分解
腸内環境を整える、腸内細菌(善玉菌)が
食物繊維を分解、発酵し
短鎖脂肪酸を産生する。
以上になります。お疲れさまでした!
どこが何の消化をするかなんて
とても覚えられないですよね。
とりあえず消化については
①と②を覚えられたらいいと思います。
今日お話ししたところは
基本なところなので必修に出やすいポイントです。
とりあえず暗記をするしかないので
繰り返し繰り返しやり
頭にインプットしていく作業を
行ってみてくださいね!
でも私は暗記が苦手だったので
語呂合わせで覚えていました。
次回はそんな語呂合わせを紹介していきます。
少しでもみなさんが楽に覚えられたらとおもうので
一緒にまたやっていきましょうね!
では次回でまた会いましょう( ^^) _U~~